
Codex CLI の使い方 — インストール後に最初の PR まで進める手順
Codex CLI は、ターミナルからローカルのコードベースを読み、編集し、コマンドを実行できる開発支援ツールです。初回は「小さく依頼し、差分を読み、テストで確認する」流れを作るのが近道です。
目次 (7)
作業前にリポジトリをきれいにする
Codex CLI を使う前に、まず現在のブランチと未 commit 差分を確認します。自分が触っていない差分がある場合は、消さずに避けて作業するのが基本です。AI に依頼する前ほど、人間側の作業境界をはっきりさせます。
git status --short --branch
ブランチを切り替える、不要な変更を git stash する、commit が必要なら commit するなど、依頼前の状態を整えておくと、Codex の作業差分も読みやすくなります。
最初の依頼は一文で終わらせない
「直して」だけではなく、対象、意図、制約、確認方法を渡します。良い依頼文は、作業者が変わっても同じ結果に近づく依頼文です。
このリポジトリのトップページで、CTA 文言を初心者向けに調整してください。
対象は index.html と styles.css のみです。
記事本文や deploy workflow は触らないでください。
完了後に git diff と HTML の主要リンク確認をしてください。
このように 対象・制約・完了条件 を分けて書くと、Codex の動きが安定します。
AGENTS.md で毎回の説明を減らす
リポジトリ固有のルールは、毎回プロンプトに書くより AGENTS.md に固定した方が安定します。たとえば、テストコマンド、編集禁止ファイル、コミットメッセージ規約、公開コンテンツで避ける表現を置きます。
Codex は、こうしたルールを読みながら作業できます。つまり AGENTS.md は、開発チームの作業文化を Codex に渡すための運用ファイルです。
差分・テスト・commit の順で確認する
作業後は、まず差分を読みます。次に、必要なテストや lint を実行します。最後に、commit message へ何を変えたか、どう確認したかを残します。小さな修正でもこの順序を守ると、後から追いやすい履歴になります。
git diffで意図しない変更がないか見る- 対象に応じて test / lint / build を実行する
- commit には変更理由と確認方法を書く
クラウド委任との使い分け
ローカルで対話しながら進めたいなら CLI、調査や複数並列を任せたいなら Codex Cloud が向きます。CLI は エンジニアの手のひらサイズの相棒として、Cloud は 時間のかかる作業を別レーンで進める同僚として理解すると、無理なく使い分けできます。
まとめ — CLI は「依頼の境界線」が肝
Codex CLI は、作業ディレクトリ・許可範囲・完了条件を渡して使います。依頼の前に git 状態を確認し、AGENTS.md に規約を固定し、完了後は差分・テスト・commit の順に確認する流れができれば、初回 PR まで安定して進められます。