Codex はいつから使える?リリース経緯とプラン別の提供開始日

Codex はいつから使える?リリース経緯とプラン別の提供開始日

OpenAI Codex が「いつから使えるか」という問いは、モデルの世代・対応プラン・CLI バージョンという三つの軸で答えが変わる。2021 年に GitHub Copilot の基盤モデルとして初めて登場し、いったん後退した後、2026 年 5 月にエージェント型 AI コーディングツールとして復活した Codex のリリース経緯と、現在どのプランで使えるかを公式情報に沿って整理する。


結論powered by Claude

現行の Codex が有料 ChatGPT ユーザー向けに正式提供を開始したのは 2026 年 5 月 5 日だ。ウェブ版 (codex.openai.com)・デスクトップアプリ・CLI の三つのインターフェースが同時に使えるようになり、バックグラウンドで長時間タスクを自律的に実行するエージェント型の設計が特徴となっている。「Codex」という名称は 2021 年の GitHub Copilot 基盤モデルが初出だが、当時と現在では役割がまったく異なる(出典: https://openai.com/index/introducing-gpt-5-2-codex/ )。

利用開始の前提は ChatGPT の有料プランへの加入だ。Plus($20/月)・Pro($200/月)・Team・Enterprise のいずれかに加入していれば codex.openai.com にアクセスできる。CLI は npm パッケージ @openai/codex として提供されており、2026 年 6 月 16 日時点の安定版は v0.139.0(6 月 9 日リリース)、プレリリース版は v0.140.0-alpha.19(6 月 14 日)だ(出典: https://github.com/openai/codex/releases )。

プラン間の実質的な差は「タスクの処理優先度・並行数」に現れる。個人開発であれば Plus で始められ、チームや大規模コードベースを扱う場合は Pro または Team が現実的な選択肢になる。Enterprise はコンプライアンス要件がある組織向けで、管理者向けのユーザー管理と監査ログが利用できる。

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2021 年 — GitHub Copilot の基盤として生まれた初代 Codex

初代 Codex が公開されたのは 2021 年 8 月のことだ。OpenAI が「Codex」という名称でリリースしたこのモデルは、今日のエージェント型 AI コーディングツールとは目的も設計もまったく異なる性格のものだった。当時の Codex は GitHub Copilot のバックエンドモデルとして機能し、コードエディタ上でのコード補完を主な用途としていた(出典: https://openai.com/index/openai-codex/ )。

モデルの構造は GPT-3 をベースにしており、GitHub に公開されているコードを大量に追加学習させたものだ。自然言語でのコメントや関数シグネチャから次に来るコードを予測・補完するというアプローチで、当時の開発者に「AI がコードを書く」体験を初めて大規模に届けた製品でもある。GitHub Copilot を通じて多くのエンジニアが Codex の恩恵を受けていた一方、Codex の API そのものを開発者が直接呼び出す形でのサービスはパブリックベータとして限定的に提供されていた。

2022 年 3 月、OpenAI は Codex API の一般公開を開始した。この段階で、サードパーティの開発ツールが Codex を直接統合する動きが加速し、コード補完・テスト自動生成・コードドキュメント補助といった用途が業界全体に広がった。しかし 2023 年初頭、OpenAI は GPT-4 系モデルへの移行に伴う戦略的判断として Codex API の廃止を発表した。GitHub Copilot の内部モデルも GPT-4 系へ切り替わり、「Codex」というブランドは 2023 年から 2025 年末にかけていったん表舞台から退くことになる。

初代 Codex と現行 Codex の違い

初代 Codex は「コード補完 API」であり、現行 Codex は「自律的なエージェント型コーディングツール」だ。両者は名前を共有しているが、エンジニアが実際に操作できる範囲・動作時間・結果の形式がまったく異なる。初代が「1 回の API 呼び出しで補完候補を返す」ものだとすれば、現行 Codex は「数分から数時間にわたるバックグラウンド作業でコードを完成させてプルリクエストを作成する」ものだ。2026 年 5 月のリリースで復活した「Codex」は、用語としての連続性こそあれ、使い方も役割も初代とは別物として理解するのが正確だ。


2026 年 5 月 — GPT-5.2-Codex の正式リリースで Codex が復活

現行 Codex のリリースは 2026 年 5 月 5 日だ。OpenAI は GPT-5.2-Codex という新モデルとともに、エージェント型 AI コーディングツールとしての Codex を正式公開した(出典: https://openai.com/index/introducing-gpt-5-2-codex/ )。ウェブ版の専用サービス (codex.openai.com)、macOS / Windows 向けのデスクトップアプリ、そして CLI の三つのインターフェースが同時に提供された。

GPT-5.2-Codex の特徴は、長時間タスクをバックグラウンドで自律的に実行できる点だ。コードの補完候補を一行返すのではなく、リポジトリ全体を把握し、複数ファイルにまたがる変更を加え、テストを実行し、プルリクエストを作成するまでを一括して任せられる。ユーザーはタスクを投げた後に別の作業を続け、Codex が完了を知らせたら結果を確認するという「非同期の協働」スタイルが基本となる。SWE-Bench Pro と Terminal-Bench 2.0 では最高水準のスコアを記録し、大規模コードベースへの実用性が一段と高まったという公式評価も示されている(出典: https://openai.com/index/gpt-5-2-codex-system-card/ )。

5 月 5 日のモデルリリースから 2 日後の 5 月 7 日、CLI の安定版 v0.129.0 と Chrome 拡張が同時公開された(出典: https://github.com/openai/codex/releases )。CLI の公開によって、ターミナルから Codex を直接呼び出すことができるようになり、IDE 拡張やスクリプトからの統合の幅が広がった。Chrome 拡張は、ブラウザ内での自律操作を可能にするもので、Web アプリ開発者が「ブラウザ操作ごと委任する」ユースケースを開いた。

リリース前のベータ参加者との差異

ソーシャルメディアでは 2025 年末頃から「Codex エージェントを試した」という投稿が散見される。これは OpenAI が正式公開に先立ってクローズドベータを実施していたことによるものだ。正式なリリース日は 2026 年 5 月 5 日であり、それ以前のベータ参加者は招待ベースで先行利用していたという位置づけになる。現在は招待なしで有料プランへの加入だけで利用を開始できる。


プラン別の利用状況 — Plus から Enterprise まで何が変わるか

Codex を使い始める前に確認が必要なのが「自分のプランで使えるか」という点だ。現在のところ、ChatGPT の有料プラン(Plus / Pro / Team / Enterprise)に加入しているユーザーが対象で、無料プランでは利用できない(出典: https://openai.com/index/introducing-gpt-5-2-codex/ )。

Plus プラン($20/月) — 個人ユーザーの入口

Plus プランは月額 $20 で提供されており、個人ユーザーが Codex を始めるうえで最もハードルの低い入口だ。ウェブ版 (codex.openai.com) とデスクトップアプリの両方からタスクを投入でき、CLI も同じアカウントで使える。並行して実行できるタスク数や処理の優先度については上位プランとの差異があるが、個人開発・副業プロジェクト・学習目的といった用途では十分に機能する水準だ。2026 年 5 月 5 日のリリース当初から Plus ユーザーが対象となっており、追加の申請なしで codex.openai.com にアクセスできる。

Pro プラン($200/月) — 長時間タスクを大量に走らせたいユーザー向け

月額 $200 の Pro プランは、応答の優先度・処理能力・並行タスク数の面で Plus を上回る設計だ。長時間にわたる大規模なリファクタリングや、複数タスクを同時並行で走らせたい開発者に向いている。Plus との機能差は「何ができるか」よりも「どれだけスムーズに・大量に処理できるか」に現れる。Codex への投資コストが十分に回収できると判断した段階でアップグレードするのが合理的な選択だ。

Team プラン — 複数人での開発チームに最適

Team プランは複数人での利用に最適化されており、チーム単位でのアクセス管理が可能だ。Codex のタスク履歴をチームで参照・共有できる点も特徴で、「誰が何を Codex に依頼し、どんな結果が出たか」をチームで把握しやすい。

Enterprise プラン — コンプライアンス要件がある組織向け

Enterprise プランは組織全体での導入を前提に設計されており、管理者向けのユーザー管理・監査ログ・セキュリティポリシーの適用が可能な形で Codex を利用できる。リリース当初から Enterprise ユーザーへの対応が公式に表明されており、コンプライアンス要件を持つ企業での採用に対応した設計だ。IT 管理者が一括でユーザーを管理し、アクセス権限を制御できる点が個人プランとの主な違いになる。

無料プランで使えない理由

Codex の処理はバックグラウンドでの長時間タスクを含むため、計算リソースと処理時間のコストが通常の ChatGPT 会話よりも高い。現在の段階では無料プランへの提供は行われておらず、利用開始には有料プランへの加入が前提条件となる。なお、OpenAI の公式ページ (https://openai.com/chatgpt/pricing/ ) でプランの比較と加入手続きを確認できる。


Codex CLI のバージョン変遷 — いつ何が使えるようになったか

Codex を CLI 経由で使いたい場合、npm パッケージ @openai/codex でインストールする。正式公開は 2026 年 5 月 7 日の v0.129.0 が最初の安定版であり、以降は短いサイクルでバージョンアップが積み重ねられてきた。

v0.129.0 (2026年5月7日) — 安定版の出発点

v0.129.0 は CLI が初めて「安定版」として公式に位置づけられたバージョンだ。このリリースで追加された主な機能として、Modal Vim 編集モード・TUI(テキストユーザーインターフェース)の再設計・Linux 向け Bubblewrap フォールバックがある(出典: https://github.com/openai/codex/releases )。ターミナルから Codex にタスクを投げ、ファイルを操作させ、結果をインタラクティブに確認するという基本フローが完成したのがこの版からだ。現在から遡って「いつから CLI が使えたか」を問われれば、2026 年 5 月 7 日が答えになる。

v0.139.0 (2026年6月9日) — 現在の安定版

2026 年 6 月 16 日時点の安定版は v0.139.0 だ。v0.129.0 からの約 5 週間で 10 のマイナーバージョンが積み重なっており、安定性と操作性の継続的な改善が読み取れる。npm でのインストールは次のコマンドで実行できる(出典: https://github.com/openai/codex/releases )。

npm install -g @openai/codex

インストール後に codex --version を実行して v0.139.0 以上が表示されれば、現行の安定版を使っている状態になる。古いバージョンのまま使い続けていると、修正済みのバグや改善が適用されていないため、定期的なアップデートが推奨される。

v0.140.0-alpha 系 (プレリリース) — 先行機能を試す目的で使う

v0.140.0-alpha.19(2026 年 6 月 14 日)がプレリリース系の最新版として公開されている。安定版より先行した機能・改善が試せるが、動作が予告なく変更される可能性がある点に注意が必要だ。実際のタスクへの投入よりも「次のバージョンで何が変わるかを先取りしたい」目的での利用に向いている。インストールは @next タグを指定する(出典: https://github.com/openai/codex/releases )。

npm install -g @openai/codex@next

安定版に戻したい場合は npm install -g @openai/codex を再実行すれば安定版に上書きされる。


今日から使い始めるための公式情報源

Codex を初めて試す場合も、最新の変更を追う場合も、参照すべき公式情報源は限られており明確だ。

ウェブ版の changeloghttps://developers.openai.com/codex/changelog で確認できる。Codex アプリのバージョン番号(26.609 など)と変更内容が日付とともに記録されており、2026 年 6 月 11 日付の 26.609 が現時点の最新掲載だ。新機能の追加やプラン別の制約変更はここに反映される。

CLI の GitHub リリースページhttps://github.com/openai/codex/releases が全バージョン履歴を網羅している。安定版(stable)とプレリリース(pre-release)の区別、各バージョンの差分内容まで確認でき、「今の安定版は何か」「次に来る変更は何か」をこのページで把握できる。

ChatGPT プランの確認https://openai.com/chatgpt/pricing/ から行える。現在のプランを確認し、必要に応じてアップグレードできる。Codex の利用開始にあたっては有料プランへの加入が前提であるため、まず自分のアカウントのプランを確認するのが最初のステップだ。

Codex は 2021 年の初登場から 2026 年のエージェント型ツールへの進化まで、AI コーディングの歴史と重なるかたちで発展してきた。「いつから使えるか」という問いの答えは「2026 年 5 月 5 日から有料 ChatGPT ユーザー向けに提供されている」というものだが、その背景にある変遷を把握しておくことで、今後のリリースや機能追加を正確に読み取る下地になる。Codex CLI については 2026 年 5 月 7 日の v0.129.0 が起点で、現在は v0.139.0 が安定版として使えるという整理が最も実用的な答えだ。

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