Codex CLIの更新方法|バージョン確認から最新化する手順
2026年6月4日、OpenAIがCodex CLIの最新版0.137.0を公開した。新しい版が出るたびに気になるのが、手元のCodexをどう最新へ上げるかだ。本記事では、いま入っている版を確かめ、最新へ更新し、更新後にきちんと動くかを確認するまでを、公式が案内する手順に沿って順番にたどる。コマンドを丸暗記するのではなく、安心して上げられる流れとして押さえておきたい。
更新の作業は、大きく三つの段で考えると迷わない。まずいま自分の手元に入っているCodex CLIの版を確かめ、次に最新へ上げ、最後に更新後もこれまでどおり動くかを確認する、という順番だ。新しい版が出たという情報だけで急いで上書きするより、現状を把握してから一段ずつ進めるほうが、後から「何が変わったのか分からない」と困らずに済む。
更新の手段は一つではなく、Codexを最初にどう入れたかによって選ぶ。公式ドキュメントはインストーラを入れ直すことをアップグレード手段として案内しており、npmで導入した場合はnpmから入れ直すのが素直な経路になる。加えて、Codex CLIには更新を確認・適用する codex update という組み込みコマンドも用意されているが、これはインストールした版がその仕組みに対応している場合にかぎって働く点に注意したい。
もし更新の途中で詰まっても、慌てて設定をいじる前に切り分けるのが近道だ。多くは導入経路・権限・パスといったインストール段階と同じ原因に行き着くため、更新でつまずいた時も既存のインストール不調の確認手順がそのまま戻り先になる。本記事では各段で公式が示す手順の範囲にとどめ、確証の取れないコマンドや裏技には踏み込まない。確実に確認できることだけを順に積み上げるのが、結局いちばん速い。
目次 (5)
いまのバージョンを確認する — 更新前に「今の版」を把握する
更新の前に、まず今どの版が入っているかを確かめておく。これをやっておくと、更新後に「本当に上がったのか」を同じ方法で見比べられる。npm経由でCodex CLIを導入している場合は、npmの標準的な確認コマンドで、グローバルに入っているパッケージの版を表示できる。
npm list -g @openai/codex
ここで表示される版が、今あなたの手元で動いているCodex CLIだ。比較対象となる最新版は公式の変更履歴で確認でき、本稿執筆時点の最新は0.137.0(2026-06-04公開)である(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog )。表示された版がこれより古ければ、次の手順で更新する。なお、後述するインストーラやHomebrewで入れている場合はnpmの管理下にないため、この一覧には現れないことがある。その時は更新後に起動して確かめる方法に切り替えればよい。
最新版へ更新する — インストーラ・npm・codex update の三つの経路
更新の経路は複数あるが、基本は「最初に入れた方法と同じ方法で上げる」のが混乱が少ない。代表的な三つを順に見ていく。
ひとつ目は、公式インストーラの再実行だ。公式ドキュメントは、Codex CLIのアップグレードについてインストーラを入れ直すことを案内している。macOS / Linuxであれば、初回と同じインストーラをもう一度走らせるだけでよい(出典: https://developers.openai.com/codex/cli )。
curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh
ふたつ目は、npmからの入れ直しだ。npmでCodex CLIを入れている場合は、同じインストールコマンドをそのまま再実行すれば、最新版に置き換わる(出典: https://github.com/openai/codex )。
npm install -g @openai/codex
特定の版に固定したいときは、公式の変更履歴に各リリースで記載されている形式どおり、@ に続けて版番号を指定する(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog )。
npm install -g @openai/codex@0.137.0
みっつ目は、Codex CLIに組み込まれた更新コマンド codex update だ。これは「インストールした版がセルフアップデートに対応している場合に、更新を確認して適用する」ものとされており、導入方法によっては機能しないことがある(出典: https://developers.openai.com/codex/cli/reference )。
codex update
うまく動かない場合は、前述のインストーラ再実行か、npmからの入れ直しに切り替えればよい。なお、Homebrewで導入することもでき(brew install --cask codex、出典: https://github.com/openai/codex )、その場合は導入時と同じHomebrew側の手順に合わせて更新するのが素直だ。
更新後に動作を確認する — 版が上がったか、いつもどおり動くか
上げたら、「版が上がったこと」と「動くこと」の二つを確認する。npmで入れているなら、更新前と同じコマンドでもう一度版を表示し、数字が新しくなっているかを見比べる。
npm list -g @openai/codex
版が上がっていることを確かめたら、実際に起動して通常どおり動くかを確認する。公式のクイックスタートは、導入後の次の一歩として codex を実行してサインインする流れを案内している(出典: https://developers.openai.com/codex/quickstart )。いつもどおり起動し、普段の操作が問題なく通れば、更新は無事に反映されている。逆に、上げたはずなのに古い版のまま起動するなら、入れた経路と更新した経路がずれている可能性が高いので、次の節で切り分ける。
更新でつまずいたら — 原因はインストール時と重なる
更新の途中でインストーラが止まる、npmが権限エラーを返す、上げたはずなのに古い版のまま起動する——こうした症状は、新規インストールでつまずく時と原因が重なることが多い。動作環境・npmの権限・パス・ネットワークといった観点を順に切り分けると、原因の場所を特定しやすい。
具体的な切り分けは、別記事のCodexがインストールできない時の主な原因と対処手順に手順としてまとめてある。更新で詰まった時も同じ要領で確認していけばよい。ここでは確証の取れない個別の解決策には踏み込まず、まずは原因の在りかを切り分けることをすすめたい。
まとめ — 「確認 → 更新 → 確認」の型で迷わない
Codex CLIの更新は、難しい手順ではない。大事なのは順番で、上げる前に今の版を確かめ、最初に入れた経路(インストーラ・npm・組み込みの codex update)で最新へ上げ、上げたあとに版と動作を確認する、という三段を踏めば迷わない。
本稿執筆時点の最新は0.137.0(2026-06-04)だが、Codex CLIの更新は頻繁に続くため、新しい版の知らせを見かけたら、この「確認 → 更新 → 確認」の型をそのままなぞればよい。最新の変更内容は公式の変更履歴で随時確認できる(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog )。