
要約 — このレッスンの要点
- ChatGPT には用途別ワークスペースとして GPTs(カスタム GPT)と Projects の 2 系統がある。
- GPTs は永続的なカスタム GPT を作成・公開する仕組み。Projects はプロジェクト単位で会話とファイルを束ねる仕組み。
- どちらも知識ファイル(PDF / コード等)とカスタム指示を保持でき、会話の背景情報として参照される。
- 利用できるのは Plus / Pro / Team / Enterprise。Free では制限あり。
- Team / Enterprise プランでは GPTs / Projects を組織内で共有でき、チームの知識を AI に集約できる。
GPTs と Projects の違い
ChatGPT には、特定の用途・テーマに特化した専用ワークスペースを作る仕組みが 2 系統あります。
- GPTs(カスタム GPT): 永続的に再利用できるカスタム GPT を作成・公開する仕組み。 特定の役割やフロー(例: SQL ジェネレーター、ブログ記事編集者)を一度組み立てて、後から呼び出して使う。
- Projects: プロジェクト単位で会話・ファイル・カスタム指示を束ねるワークスペース。 特定の業務テーマ(例: マーケティング施策検討、論文サーベイ)を継続的に進めるための場所。
通常の会話は「New chat」を開くたびに白紙から始まりますが、GPTs や Projects では 背景資料・過去の会話・カスタム指示 をひとつの空間にまとめて保持します。
主な機能
知識ベース(ファイルアップロード)
GPTs / Projects のいずれにも、スタイルガイド・コードベース・インタビュー記録・過去資料などを アップロードして保存できます。 アップロードしたファイルは、その GPT / Project 内のすべての会話から参照されます。 最大ファイル数や容量は OpenAI の仕様変更で変動するため、UI 上の表記を確認してください。
カスタム指示(Instructions)
GPTs / Projects ごとに「システムプロンプト」に近いカスタム指示を設定できます。 例えば以下のような指示を一度登録すると、毎回入力する必要がなくなります。
このプロジェクトでは常に日本語で回答してください。回答はまず結論を先に述べ、 その後に理由を 3 点以内で列挙する「結論先行型」を採用してください。 専門用語は初出時に括弧内で説明を添えてください。
Canvas / Function Calling との連携
GPTs / Projects 内でコード・テキスト・図表を生成すると、Canvas として会話横のパネルに表示されます。 さらに GPTs では Actions(Function Calling) を組み込んで外部 API を呼び出すことができ、業務システムとの連携も実現できます。
利用可能なプラン
GPTs / Projects は Plus プラン以上 で利用・作成できます。 Free プランでは公開済み GPTs の利用は可能ですが、作成や Projects のフル機能は制限されます。 Team / Enterprise プランでは GPTs / Projects を組織内のメンバー間で共有でき、社内テンプレートとして展開できます。
GPTs の作り方(Web UI)
- ChatGPT にログインし、左サイドバーの「Explore GPTs」または「My GPTs」をクリック。
- 「+ Create」を選択して GPT 作成画面へ進む。
- GPT Builder と対話するか、Configure タブで Name / Description / Instructions / Knowledge / Capabilities / Actions を直接編集。
- 知識ベースにファイルをアップロード、Capabilities で Web Browsing・Code Interpreter・Image 等を有効化。
- プレビューでテストし、保存して非公開 / リンク共有 / 公開を選択する。
Projects の作り方(Web UI)
- ChatGPT にログインし、左サイドバーの「Projects」エリアから新規プロジェクトを作成。
- プロジェクト名を入力し、知識ファイルをアップロード。
- 「カスタム指示」を入力して保存。
- あとは通常の会話と同じ感覚で、プロジェクト内に新規チャットを開いて使う。
どんな用途に向いているか
- ライティング: 文体ガイドを登録して一貫したトーンを維持する(GPTs / Projects)
- コード開発: コードベースをアップロードして「このプロジェクトの設計方針に沿ったコードを書いて」(Projects)
- 調査・分析: 複数の調査資料を保存して横断的に質問する(Projects)
- 業務テンプレート: 定型業務(議事録要約、SQL 生成など)を GPTs にして組織で共有する
Level 2 修了
おめでとうございます。Level 2「使いこなし」の全 5 レッスンを修了しました。 料金プランの理解・プロンプトの書き方・コンテキストの活用・GPTs / Projects によるワークスペース管理と、 ChatGPT の日常利用に必要な知識がそろいました。 Level 3「発展機能」では Canvas・Operator・Function Calling など、より高度な機能を扱います。