Codex 速報|CLI 0.137 と Copilot SDK GA・Windsurf 改称

Codex 速報|CLI 0.137 と Copilot SDK GA・Windsurf 改称

AI コーディングエージェントの開発基盤が、さらに一段動きました。Codex CLI は 0.137.0 へ到達し、GitHub は Copilot SDK を一般提供(GA)に乗せ、Windsurf は「Devin Desktop」へと名前を変えています。2026年6月4日の最新動向をまとめました。

本日のヘッドライン

  • 【最重要】OpenAI Codex CLI 0.137.0 到達 — 遠隔クライアントのペアリング、F13〜F24 キー対応、プラグインの JSON 出力。あわせて Sites プラグインで OpenAI ホスティングの Web 公開も
  • 【重要】GitHub Copilot SDK が一般提供(GA)へ — クラウド/ローカルのサンドボックスがパブリックプレビュー、CLI に音声入力とプロンプトの予約実行、GPT-4.1 はサポート終了(EOL)
  • 【注目】Windsurf が「Devin Desktop」へ改称 — Cognition が Devin Cloud・司令塔・フル IDE を束ねた「次世代の Windsurf」と位置付け。Cursor は Enterprise 向け Organizations を追加

目次 (7)

結論

本日2026年6月4日(対象期間 6月3日〜6月4日・日本時間)は、各社の「開発基盤の作り込み」が前面に出た1日です。OpenAI は Codex CLI を 0.137.0 へ到達させ、遠隔クライアントとのペアリングやプラグインの JSON 出力、code-mode 内の Web / 画像ツール拡張など、外部連携と運用面を強化しました。同時に、Web サイト・ダッシュボード・Web アプリを作って OpenAI 側でホスティング公開できる Sites プラグインも登場しています。

商用のもう一方では、GitHub Copilot SDK が一般提供(GA)に到達しました。クラウド/ローカルのサンドボックスがパブリックプレビューに入り、CLI には音声入力やプロンプトの予約実行が加わる一方、GPT-4.1 はサポート終了(EOL)となります。エージェントを「自前のアプリに組み込む」「隔離環境で安全に走らせる」方向の整備が、商用2強で同時に進みました。

そして識別子の面では大きな動きがありました。Windsurf が「Devin Desktop」へ改称され、Cognition は Devin Cloud・エージェントの司令塔・手作業向けフル IDE を束ねた「次世代の Windsurf」と位置付けています。Cursor は Enterprise 向けの Organizations、Cline は CLI の公式プラグイン・スキル同梱と、各社が組織運用とエコシステムの足回りを固めた格好です。


【1】OpenAI Codex CLI 0.137.0 到達 — 遠隔ペアリング・JSON 出力・Sites プラグイン

OpenAI は2026年6月4日に Codex CLI 0.137.0 を公開しました(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog)。ターミナル操作まわりの強化が柱で、(1) F13〜F24 のキーバインド対応、(2) エンタープライズ向けのクレジット上限表示、(3) 遠隔クライアントとのペアリング、(4) プラグインの JSON 出力対応、(5) code-mode フロー内でのホスト型 Web / 画像ツールの拡張、を追加しています。前日まで追ってきた安定版 0.136 系列(/archiveCODEX_API_KEY 登録)に続く更新で、リモート実行とプラグイン連携の運用面が一段進みました。

あわせて、Web サイト・ダッシュボード・Web アプリを作成し、OpenAI 側でホスティングして公開できる Sites プラグインが導入されています(2026年6月2日)。環境変数の管理はアプリのサイドバーから行えます(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog)。モバイル側では ChatGPT iOS 1.2026.146 が Codex に Face ID / パスコードによる任意のロックを追加し、フォローアップ挙動やコード差分表示の設定を新設、SSH 経由で Windows マシンへ接続できるようになりました(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog)。プラグインを使った外部連携と、端末をまたいだ安全な利用導線が、同じ窓でそろって整っています。


【2】GitHub Copilot SDK が一般提供(GA)— サンドボックス公開プレビュー・CLI 音声/予約実行・GPT-4.1 EOL

GitHub は2026年6月2日に Copilot の大型更新群を投入しました(出典: https://github.blog/changelog/label/copilot/)。中心は Copilot SDK の一般提供(GA)到達です。これにより、Copilot のエージェント機能を自前のアプリへ組み込む経路が正式版として確定しました。あわせて、(1) クラウド/ローカルのサンドボックスがパブリックプレビュー入り、(2) Copilot アプリのテクニカルプレビュー枠を拡大、(3) コードレビューのカスタマイズ提供、(4) Azure Repos 連携をテクニカルプレビューで開始、(5) CLI・クラウドエージェント・アプリへ Gemini モデルと MAI-Code-1-Flash を追加、が入りました。一方で GPT-4.1 はサポート終了(EOL)となり、利用中のチームは後継モデルへの切り替えが必要です。

CLI 側も連続更新です。Copilot CLI v1.0.59 はローカルの音声認識モデルでプロンプトを口述できる /voice コマンドを追加(出典: https://github.com/github/copilot-cli/releases)。v1.0.58 は Rubber Duck(壁打ち)デバッグを既定で有効化し、リモート JSON-RPC に対応、試験機能として /every/after によるプロンプトの予約実行、新しい GitHub テーマ、課題・PR・Gist へアクセスする刷新 UI を導入しました(出典: https://github.com/github/copilot-cli/releases)。SDK の GA とサンドボックスの公開プレビューにより、Copilot は「組み込んで使う」「隔離して安全に走らせる」の両面で導入検討の段階に入りました。


【3】Windsurf が「Devin Desktop」へ改称 — Cognition が「次世代の Windsurf」と位置付け

エディタの識別子そのものが変わりました。Cognition は2026年6月2日(v3.0.12)に Windsurf を「Devin Desktop」へリブランドしました(出典: https://docs.devin.ai/desktop/changelog / https://cognition.ai/blog)。Devin Cloud、エージェントの司令塔(Agent Command Center)、手作業向けのフル IDE を束ねた「次世代の Windsurf」として位置付け、ブログ記事「Devin Desktop and the multi-agent future of software engineering」(6月2日付)で多エージェント連携の方向性を打ち出しています。直近で報じた「Windsurf への Devin クラウドエージェント同梱」から一歩進み、製品名のレベルで Devin ブランドへ統合した形です。

移行の実務面も用意されています。Devin Desktop v3.0.21(2026年6月4日)は、Windsurf からの移行設定をリセットする「Reset migration from Windsurf」コマンドをコマンドパレットに追加し、拡張機能や各種設定を再インポートできるようにしました(出典: https://docs.devin.ai/desktop/changelog)。既存 Windsurf ユーザーは、名称変更に伴う設定の引き継ぎとリセットの両方を選べます。


【4】Cursor Enterprise 向け Organizations と Cline CLI 3.0 のプラグイン・スキル

組織運用とエコシステムの足回りも固まりました。Cursor は2026年6月3日に Enterprise 向け Organizations を追加しました(出典: https://cursor.com/changelog)。複数チームを単一の管理ハブから統制でき、チームごとに独立したセキュリティ・ガバナンス・予算管理を持てます。組織単位の IDP 管理、チーム別ドリルダウン付きの利用分析、新規メンバーへの権限継承を備え、大規模組織での導入・統制が一段やりやすくなりました。

Cline は CLI を連続更新しています。v3.0.16(6月3日)で Cline プラグインコレクションからの公式プラグイン導入、プラグインのアンインストール、スキル同梱に対応し、Slack のソケットモードと Anthropic 系ベンダー向けのカスタムベース URL 指定を追加しました。v3.0.17(6月4日)は Cline Hub の停止・再起動後に対話 CLI が固まる回帰を修正し、Telegram コネクタ向けに --allowed-user-id フラグを追加しています(出典: https://github.com/cline/cline/releases)。VS Code 拡張 v3.87.0(6月3日)は MiniMax M3 モデルに対応し、xmldom・axios・undici を含む複数パッケージのセキュリティ脆弱性に対処するため依存関係を更新しました(出典: https://github.com/cline/cline/releases)。プラグインとスキルによる拡張、そして依存の脆弱性対応という「土台の整備」が並行して進んでいます。


本日の動向まとめ

ツール 内容(2026年6月3日〜6月4日)
OpenAI Codex CLI 0.137.0 到達。遠隔クライアントのペアリング・F13〜F24 キー・クレジット上限表示・プラグインの JSON 出力・code-mode の Web / 画像ツール拡張(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog)
Codex Sites プラグイン Web サイト・ダッシュボード・Web アプリを作成し OpenAI 側でホスティング公開。環境変数はサイドバーで管理(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog)
GitHub Copilot Copilot SDK が一般提供(GA)。サンドボックスがパブリックプレビュー・コードレビューのカスタマイズ・Azure Repos 連携(技術PV)・Gemini / MAI-Code-1-Flash 追加・GPT-4.1 は EOL(出典: https://github.blog/changelog/label/copilot/)
Copilot CLI v1.0.59 で /voice 音声入力、v1.0.58 で /every/after のプロンプト予約実行・リモート JSON-RPC・刷新 UI(出典: https://github.com/github/copilot-cli/releases)
Windsurf / Devin Desktop Windsurf を「Devin Desktop」へ改称(v3.0.12)。v3.0.21 で「Reset migration from Windsurf」コマンド追加(出典: https://docs.devin.ai/desktop/changelog)
Cursor Enterprise 向け Organizations を追加。複数チームを単一ハブで統制・IDP 管理・利用分析・権限継承(出典: https://cursor.com/changelog)
Cline CLI v3.0.16/3.0.17 で公式プラグイン・スキル同梱・Slack ソケットモード・回帰修正。VS Code 拡張 v3.87.0 は MiniMax M3 対応と依存脆弱性更新(出典: https://github.com/cline/cline/releases)

編集部からの展望

本日は、機能の派手な発表よりも「開発基盤と運用の作り込み」が主役でした。Codex CLI 0.137.0 の遠隔ペアリングやプラグインの JSON 出力、Copilot SDK の一般提供(GA)とサンドボックスの公開プレビューは、いずれも「エージェントを自前の仕組みに組み込み、隔離環境で安全に走らせる」方向の前進です。前日まで追ってきた「新しい Codex」や課金改定が土台づくりだったのに対し、本日はその土台を外部連携・組織運用へ広げる動きがそろいました。

ブランド面では、Windsurf の「Devin Desktop」への改称が象徴的です。Cognition は Devin Cloud・司令塔・フル IDE を一つの製品名へ束ね、多エージェント連携を前面に押し出しました。Cursor の Enterprise Organizations、Cline の公式プラグイン・スキルと合わせ、各社が「組織で使う」「拡張して使う」局面の整備に注力した1日と言えます。Cognition は別途 Series D で評価額260億ドル規模に達したと報じられており、資本面の裏付けも続いています(出典: https://cognition.ai/blog)。

次回の注目点は、Codex CLI 0.137 系列の続報と Sites プラグインの実用例、Copilot SDK / サンドボックスの GA 後の展開、そして6月18日に迫る Gemini CLI 無償ティア終了に向けた Google Antigravity CLI への移行の動きです(出典: https://developers.googleblog.com/an-important-update-transitioning-gemini-cli-to-antigravity-cli/)。続報は次回の速報でお届けします。

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