Codexモードの違い|計画・権限・速度の選び方と切替手順

Codexモードの違い|計画・権限・速度の選び方と切替手順

Codexの「モード」は、計画の進め方、操作の権限、モデルの推論、応答速度など、異なる設定を指します。2026年10月23日公開のCLI 0.164.0では、モデルや権限を引数付きで指定する操作も追加されました。切り替える項目を取り違えると、速さを変えたいのに操作範囲を広げてしまいます。本記事では各設定の違いと、目的に合う選び方、変更後の確認手順を整理します。

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Codexのモードを選ぶときは、計画・権限・モデルと推論・速度の四つを分けて考えます。計画を相談する操作と、ファイル変更を許可する操作は別です。何を変えたいかを先に決めると、必要な項目だけを調整できます。

CLIでは、計画に/plan、権限に/permissions、モデルと対応する推論設定に/modelを使います。速度の/fastは、現在のモデルが対応する場合に表示される機能です。選択肢はアカウントや組織、利用する画面によって変わるため、表示された内容を確認して選びます。

設定を変えたら、/statusで現在の状態を確かめることが基本です。そのうえで小さな作業を依頼し、出力と変更内容を確認します。モード変更だけで品質や安全が保証されるわけではないため、依頼の範囲と完了条件も一緒に伝えます。

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Codexのモードは何が違うのか

「mode codex」と調べていると、計画モード、読み取り専用、Fast、推論レベルなど、似た言葉が並びます。しかし、これらは同じ選択画面に並ぶ一組の機能ではありません。計画は作業の進め方、権限は操作できる範囲、モデルと推論は回答を作る仕組み、速度は対応する処理の速さに関わります。まずこの区別を持つと、設定を変えたのに期待した効果が出ない理由を説明しやすくなります。

変えたいこと 主な操作 確認する内容
実装の前に方針を相談したい /plan 計画モードへの切り替えと提案内容
操作の許可範囲を調整したい /permissions 承認の扱いと書き込み可能な範囲
使うモデルや推論設定を選びたい /model 選択できるモデルと対応する推論設定
対応モデルの速度設定を変えたい /fast 機能の表示と有効・無効の状態
現在の状態を確認したい /status モデル、承認方針、書き込み先、コンテキスト

この表はCLIでの操作を整理したものです。デスクトップアプリやエディタでは、同じ目的でも画面上の入口や表記が異なる場合があります。別の画面で見たボタン名だけを頼りにせず、いま使っている画面で何を変更する項目なのかを確認してください。コマンドの役割は、OpenAI公式のDeveloper commandsで確認できます。

なぜ今、モードを分けて確認するのか

2026年10月23日公開のCodex CLI 0.164.0では、モデル、推論の労力、速度、権限プロファイルを、/modelや/permissionsに引数を添えて設定する操作が追加されました。操作を短くできる一方で、変更対象を理解せずに例文を貼り付けると、どの状態が変わったのかを見失いやすくなります。更新内容はOpenAI公式の更新履歴に記載されています。

同じ更新では、セッション再開時に保存されたスレッド設定を復元する修正も案内されています。以前の会話を再開した際、普段の既定値と同じ状態とは限らないことを意識するきっかけになります。新しい会話でも再開した会話でも、作業を頼む前に現在の状態を確認すれば、モデルや権限の取り違えを減らせます。

この記事では、引数の細かな組み合わせを暗記するより、まずメニューを開いて選ぶ方法を基本にします。引数付きの指定を使う場合は、利用中の版が対応しているか、その入力で何が変わるかを確かめてください。資料に新しい操作が掲載されていても、手元の古い版で同じように利用できるとは限りません。記事の情報確認日は2026年10月25日です。

計画モードは実装前の判断をそろえるために使う

計画モードは、いきなり変更を依頼する前に、対象、進め方、確認方法を相談したいときに向きます。CLIでは/planを入力すると、現在のチャットを計画モードへ切り替えられます。続けて依頼文を添えることもできます。公式資料では、Codexがすでに作業している間は/planを一時的に利用できないと説明されています。作業中に入力して反応がない場合は、まず進行状態を確認してください。

たとえば、ログイン画面の改修を頼む場合、「見た目を直す」だけでは範囲が曖昧です。「入力欄の配置を変更したい。認証処理は変更せず、対象ファイルと確認方法を先に提案して」と伝えると、実装に入る前に検討すべき点を共有できます。これは本記事の依頼例であり、製品が用意した固定の定型文ではありません。

計画を受け取ったら、対象ファイル、影響範囲、確認方法を読んで、抜けや思い違いを直します。計画が詳しくても、実際に動作することが確認されたわけではありません。実装へ進む際は、採用する範囲と完了条件を明示してください。計画の相談と操作の許可を別々に扱うと、提案を読んだだけなのか、変更まで依頼したのかが曖昧になりにくくなります。

権限モードは必要な操作の範囲から選ぶ

権限の設定は、Codexが利用者に確認せずに何を行えるかを調整するものです。CLIの/permissionsでは、AutoやRead Onlyなどの選択肢を使って、セッション途中でも承認の扱いを見直せます。公式のコマンド資料は、権限の調整と、特定の操作に対する承認を別のものとして案内しています。権限を変更する前に、これから依頼する作業が閲覧だけなのか、編集を含むのかを決めてください。

既存コードの構成を説明してほしい場合は、まず読み取りを中心にした範囲が適しています。一方、実際の修正を依頼するなら、その作業に必要な書き込み先を確認します。回答が遅いからといって操作範囲を広げても、それは速度設定の変更にはなりません。権限は、処理時間ではなく、対象とする操作の必要性から判断します。

また、自然言語で「このフォルダだけ」と伝えることと、製品側の権限設定で書き込み先を制限することは、それぞれ別の役割を持ちます。依頼文では意図を明確にし、設定画面では実際の許可範囲を確認してください。CLIの/statusには、承認方針や書き込み可能なルートを確認する用途があります。設定名だけを見て判断せず、表示される範囲まで確認することが大切です。

モデルと推論の設定は課題の難しさに合わせる

/modelは、現在のモデルと、対応している場合には推論の労力を選ぶ入口です。公式資料では、選択画面にはアカウントとワークスペースで利用できるモデルが表示されると説明されています。記事や他の利用者の画面にあるモデル名が、自分の画面にも必ず並ぶとは限りません。表示されない場合は、名前を繰り返し入力する前に、利用条件や組織側の設定を確認します。

モデルの選択と推論の設定は、作業内容に照らして考えます。たとえば、短い説明文の修正と、複数ファイルにまたがる不具合調査では、必要な検討量が異なります。本記事では、まず普段の設定で小さな課題を試し、根拠や確認が足りない場合に設定を見直す方法を勧めます。これは運用上の提案であり、特定のモデルなら必ず成功するという性能保証ではありません。

比較するときは、依頼内容と確認条件をできるだけそろえてください。モデルを変えると同時に依頼文も大幅に書き換えると、結果が改善した理由を判断しにくくなります。「変更は二つのファイルまで」「既存の確認項目を満たす」など、同じ条件で比べると、自分の用途に必要な品質を評価しやすくなります。変更後は/statusでモデルを確認し、実際の成果物も読んで判断します。

速度モードは対応するモデルで利用する

/fastは、現在のモデルに対応するFastサービスの有効・無効を切り替える操作です。公式資料では、モデル側がFastに対応していない場合、コマンドが表示されないと説明されています。したがって、見つからないことだけを理由に不具合と判断するのは早計です。まず現在のモデルと、利用できる選択肢を確認してください。切り替え操作は設定の保存にも関わるため、試した後の状態も確認します。

速度を上げることと、推論にかける労力を変えることは同じではありません。「短く答えてほしい」という出力の依頼も別の調整です。長い説明が不要なら回答の長さを指定し、モデルの処理速度を変えたいなら対応する速度設定を確認する、というように目的を分けると判断しやすくなります。速い回答であっても、確認項目を満たしているかは別途評価する必要があります。

なお、待ち時間のすべてが回答生成に使われているわけではありません。ファイルの読み込み、外部情報の確認、実際の動作確認などが時間を占める場合もあります。そのため、速度設定だけで全体の所要時間が同じ割合で短くなるとは考えないでください。費用や利用条件も含めて判断する場合は、選択画面とOpenAI公式の料金案内を確認します。

CLIでモードを選び、変更結果を確認する手順

初めて設定を見直すときは、一度にすべてを変えるより、一つの目的に対応する項目を変更して確認するほうが結果を追いやすくなります。以下は、すでに開いているCLIの対話画面で行う手順です。新しいセッションを別に開く必要はありません。作業中の依頼がある場合は、進行状態を確認し、利用できるタイミングで操作してください。

  1. /statusを入力し、現在のモデル、承認方針、書き込み可能な範囲を確認します。何を変更するか比較できるよう、必要な項目を控えます。
  2. 実装前に方針を相談したいなら/plan、操作範囲を変えたいなら/permissionsを開きます。二つを同じ設定として扱わず、目的に対応するものを選びます。
  3. モデルや対応する推論設定を見直す場合は/modelを開き、表示された選択肢から選びます。速度を変えたい場合は、/fastが利用できるか確認します。
  4. 変更後に再び/statusを開き、表示される項目を確認します。速度や計画の状態は、切り替え時の案内や各メニューの表示も合わせて確認します。
  5. 小さな依頼を一つ送り、回答と変更内容を確認します。編集を依頼した場合は、必要に応じて/diffで差分を見て、指定した範囲と確認条件を満たすか判断します。

公式資料では、/modelによる変更は会話内で確認され、/statusで検証できると説明されています。一方、/statusがすべての設定を一つの一覧で保証するとは限りません。速度設定や計画への切り替えは、それぞれの画面に出る案内も読みます。操作直後の表示と実際の結果を組み合わせて確認するのが基本です。

切り替えが期待どおりにならない場合の確認点

最初に、利用している画面と版を確認します。CLI向けの説明をアプリの設定画面で探していないか、更新履歴にある機能を古い版で使おうとしていないかを整理してください。次に、モデル一覧やFastの表示条件を確認します。選択肢が利用条件によって変わることと、入力した操作が失敗したことは、原因として分けて考える必要があります。

設定が元に戻ったように見える場合は、新しい会話なのか、保存済みの会話を再開したのかも確認します。0.164.0の更新履歴には、再開時の設定復元に関する修正が載っています。ただし、似た症状がすべてこの修正で解消するとは限りません。現在の版、変更した項目、再開前後の表示を控えると、何が起きたのかを説明しやすくなります。

Codexのモード選択で大切なのは、作業の目的と変更対象を結び付けることです。方針を相談するなら計画、操作範囲を調整するなら権限、回答を作る設定ならモデルと推論、対応する処理を速くしたいなら速度を確認します。必要な項目を一つずつ選び、変更後の状態と成果物を確かめることで、自分の作業に合う設定を判断できます。

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