Codex CLI v0.140.0 安定版リリース|新機能 6 点まとめ
2026年6月15日 21:06 UTC、Codex CLI v0.140.0 が安定版(stable)として正式公開された(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。0.139.0(6月9日公開)以降、alpha.1 から alpha.19 まで 19 版の反復を経て初の stable に到達した節目となる。トークン使用量ビュー・セッション削除・/import コマンド・@ メンション統合・/goal 強化・Amazon Bedrock 認証拡張という 6 軸の新機能が揃い、本記事では公式リリースノートの範囲でそれぞれの内容を整理する。
Codex CLI v0.140.0 は、0.139.0(6月9日公開)から始まった alpha 系が初の安定版(stable)に到達したリリースだ。alpha.1 から alpha.19 まで 19 版を積み重ねた末の stable 昇格であり、日常的なコーディングエージェント利用の前提として組み込める段階に入ったと判断できる。「alpha のうちは試し運用に留めていた」というユーザーにとって、今回の stable 到達が実用開始の判断タイミングになる(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。
今回の stable には、実務操作に直結する6 軸の新機能が一括収録されている。アカウントのトークン消費を日次・週次・累積で把握するビュー、確認ステップ付きの永続的なセッション削除(codex delete / /delete)、他エージェントツールの設定や履歴を持ち込む /import コマンド、ファイル・プラグイン・スキルを @ 入力一発で呼び出す統合メニュー、大容量テキストと画像添付に対応した /goal の強化、Amazon Bedrock 認証と認証情報のローカル暗号化保存——この 6 点が揃った(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。
v0.140.0 の stable 公開と同日の早朝には、すでにv0.141.0-alpha.1 から alpha.3 が連続プレリリースされている(06-16 01:00〜06:07 UTC)。stable と prerelease が並走するリリースペースは今後も続く見込みで、stable を使いたい場合は現時点では v0.140.0 が正式版となる。最新の更新状況は公式リリースページ( https://github.com/openai/codex/releases )で随時確認できる。
目次 (9)
alpha.1〜alpha.19 の経緯 — stable 到達までの経路
0.140.0 系は 0.139.0(2026年6月9日公開)の翌日から alpha として走り始め、alpha.1 から alpha.19 まで約 6 日間で 19 版を重ねた。この過程で認証機能の拡張・Windows サンドボックス改善・画像生成フィーチャーゲートなどが段階的に取り込まれ、今回の stable 版に集約されている(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。
stable 昇格は「反復テストと修正が一定の水準に達した」という開発上の節目だ。alpha 版を追ってきたユーザーは v0.140.0 stable を「alpha 系の完成形」として捉えるとよい。アップデートコマンドの具体的な手順は既存記事「Codex CLI の更新コマンド確認手順」(codex-update-command)を参照されたい。
新機能 1 — トークン使用量ビュー
アカウントのトークンアクティビティを日次・週次・累積で表示する機能が追加された(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。「月のどのタイミングで消費が集中したか」「週ごとの推移はどうか」を操作画面から直接確認できるようになる。
消費量を把握することで、使い方の調整に役立てられる。具体的な節約手法の詳細は既存記事「Codex のトークン消費を節約する方法」(codex-token-saving)に詳しいため、本記事では「使用量を可視化する機能が入った」という事実の確認にとどめる。
新機能 2 — セッション削除(codex delete / /delete)
永続的なセッション削除が、コマンドライン側の codex delete、チャット内の /delete、および app-server の thread/delete という三経路で対応した(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。いずれも確認ステップを経てから削除が実行される設計になっており、誤操作で重要な履歴を失うリスクを抑えている。
CLI から操作したい場面でも、アプリ内のチャット画面から操作したい場面でも、同じ削除機能として使える点がポイントだ。整理したいセッションが蓄積してきた場合の公式の対処手段として、今回初めて正式に提供された機能となる。
新機能 3 — /import コマンド
他のエージェントツールから Codex CLI へ移行する際に、設定ファイル・プロジェクト設定・最近のチャット履歴を選択的にインポートできるコマンドが加わった(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。「以前は別のツールを使っていた」「設定を手動で写すのが手間」という場面で、既存資産を持ち込む正式な経路として機能する。
インポート可能なデータの対象範囲は利用してきたツールの種類によって変わるため、詳細は公式リリースノートを一次情報として確認することを推奨する(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。
新機能 4・5 — @ メンション統合と /goal 強化
@ を入力すると、ファイル・プラグイン・スキルを横断した統合メニューがデフォルトで表示されるようになった(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。特定のファイルを参照させる場合も、インストール済みのプラグインやスキルを呼び出す場合も、@ 一文字を起点に選択できるため、操作の起点が統一される。
/goal コマンドには、大容量テキストと画像添付を保存できる機能と、リモートセッションへの対応が加わった。長い仕様書や図を含む情報をゴールとして保存しておき、後から参照しながら作業を進める使い方が広がった。リモートセッションでも /goal を軸に目標を管理できる点も今回追加されている。
新機能 6 — 認証拡張(Amazon Bedrock 対応 / 認証情報の暗号化保存)
Amazon Bedrock API への認証が正式に対応した。あわせて、CLI および MCP で使用する認証情報をローカルストレージに暗号化して保存する仕組みが導入されている(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。
認証情報の暗号化ローカル保存は、毎回ログインし直す手間を省きながら、認証情報が平文でディスクに残るリスクを軽減する設計だ。Amazon Bedrock 経由での Codex CLI 利用を検討している場合は、今回の認証対応が前提条件となる。
安定性・パフォーマンス改善
修正面では、破損した SQLite データベースの自動バックアップと再構築機能が追加された。/review コマンドで Esc キーを押したときのクラッシュ、MCP サーバーの起動失敗時の再試行、app-server のメモリリークなど、信頼性に関わる複数の問題が解消されている(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。
パフォーマンス面では、大規模リポジトリや長いセッションでの応答性向上、アーカイブ検索の高速化、ターン diff レンダリングキャッシングが含まれる。コードベースの規模が大きいほど、この改善の恩恵を実感しやすい変化となる。
次期 v0.141.0-alpha の動向
v0.140.0 の stable 公開と同じ日、06-16 01:00 UTC に v0.141.0-alpha.1、01:48 UTC に alpha.2、06:07 UTC に alpha.3 と、3 版が連続してプレリリースされた(出典: https://github.com/openai/codex/releases )。各 alpha の具体的な変更内容はリリースノートの詳細確認中のため、本記事では「stable 翌朝に次期 alpha が走り始めた」という事実にとどめ、機能の断定はしない。
stable を使いたい場合は v0.140.0 が現時点の正式版だ。最新の stable・prerelease 状況は公式リリースページで随時確認されたい(出典: https://github.com/openai/codex/releases )。
まとめ
Codex CLI v0.140.0 は、alpha.1 から alpha.19 まで 19 版を経て初の安定版(stable)に到達したリリースだ。トークン使用量ビュー・セッション削除・/import コマンド・@ メンション統合・/goal 強化・Amazon Bedrock 認証拡張の 6 軸が揃い、日常運用の前提として組み込める段階に入った(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.140.0 )。stable 翌朝にはすでに v0.141.0-alpha が走り始めており、Codex のリリースペースは引き続き速い。最新情報は公式リリースページ( https://github.com/openai/codex/releases )で確認されたい。