Anthropic 速報|Codex 0.146.1とCline 4.1.5更新内容
Codex CLIの安定版と試験版、Clineの複数版が8月5日に公開され、どの更新から確認するか迷いやすい状況です。2026年8月6日号では、確認できる変更と、版番号だけでは判断できない点を分けてまとめます。
目次 (8)
結論
Codex CLI 0.146.1は安定版として、サイバー用途にも対応するモデル向けレビューの初期設定を安全側にし、ターミナル上で権限変更を説明する更新です。通常利用では、0.146.1の表示と権限説明を確認したいところです(出典: Codex CLI 0.146.1)。
同日には0.147.0-alpha.6.5、.10、.11、.12も公開されました。個別ページに詳しい変更説明はないため、安定版の更新内容と試験版の公開事実を混ぜずに記録するのが要点です(出典: Codex releases、alpha.6.5、alpha.12)。
Cline 4.1.4 / 4.1.5とSDK 0.0.70では、計画中の変更操作、長い入力からの復帰、空の応答の再試行を確認しやすくなりました。Desktop 0.0.9とCLI 3.0.50も加わったため、拡張機能・SDK・周辺版を分けて更新後の挙動を確認したいところです(出典: Cline 4.1.5、Cline 4.1.4、Cline SDK 0.0.70)。
【1】Codex CLI 0.146.1 — 安定版のレビュー初期設定と権限説明
OpenAIの公式リリース一覧では、Codex CLI 0.146.1が8月5日付で公開されました。サイバー用途にも対応するモデル向けレビューの初期設定を安全側にし、ターミナル上で権限変更を説明する更新です(出典: Codex CLI 0.146.1)。
通常利用の担当者は、更新後にレビュー開始時の初期設定と、権限を変えたときの説明表示を小さな作業で確認するとよいでしょう。安定版の変更として確認できる範囲を、他の版の性能や互換性へ広げないことが大切です。
【2】Codex CLI 0.147.0系 — 8月5日に試験版4件を公開
同じ公式リリース一覧では、0.147.0-alpha.6.5、0.147.0-alpha.10、0.147.0-alpha.11、0.147.0-alpha.12が8月5日に公開されています。各ページでは版番号と公開事実を確認できますが、詳しい変更説明は掲載されていません(出典: Codex releases、alpha.6.5、alpha.10、alpha.11、alpha.12)。
安定版を使う場合は、すぐに試験版へ切り替えるのではなく、版番号、確認日、起動と既存作業への影響を分けて残したいところです。説明のない alpha 版から新機能や性能を推測することはできません。
【3】Cline 4.1.4 / 4.1.5 と SDK 0.0.70 — 計画中の変更と復帰を整理
Cline拡張機能 v4.1.5は、無料モデルの提供終了時期を画面で知らせ、複数のAI SDK提供元で推論量の設定を共通化しました。v4.1.4とSDK 0.0.70では、計画モードから作業モードへ移る判断を利用者側に置き、計画中のファイル変更用コマンドをWindowsとPowerShellを含めて拒否します。長い入力で上限を超えた場合の復帰や、空の応答の再試行も加わりました(出典: Cline v4.1.5、Cline v4.1.4、Cline SDK 0.0.70)。
更新後は、計画中にファイル変更が拒否されること、作業へ移る判断が明示されること、長い入力と空の応答から戻れることを小さな作業で順番に確認すると、拡張機能とSDKの差分を切り分けやすくなります。
同日のDesktop 0.0.9は、Apple SiliconとIntelの両方で使えるmacOS向けの単一版にまとめられました。CLI 3.0.50では対話画面の色テーマを選べます(出典: Cline Desktop 0.0.9、Cline CLI 3.0.50)。
【4】Vercel — Muse Spark 1.2をAI Gatewayで利用可能に
Vercelは、MetaのMuse Spark 1.2をAI Gatewayで利用できるようにしました。コード生成、複雑な不具合の調査、コードベースの理解を強化したコーディング向けの更新で、リポジトリ全体の生成や大きな案件を何度も改善する長時間の作業を想定しています(出典: Muse Spark 1.2)。
大きな変更を一度に任せる前に、小さなリポジトリで生成結果、修正の収束、利用量を確認し、既存モデルとの違いを記録すると判断しやすくなります。
【5】Vercel AI Gateway — 記録出力とAWS Marketplaceに対応
AI Gatewayは、各リクエストの経過をOpenTelemetryの記録として出力できるようになりました。モデルと提供元の振り分け、代替先への切り替え、トークン量と費用、応答までの時間や状態を確認できます。プロンプト本文と応答本文は記録に含めず、出力先ごとのサンプリングも選べます(出典: AI Gatewayの記録出力)。
さらにAI GatewayはAWS Marketplaceから調達でき、既存のAWS請求へまとめられるようになりました(出典: AWS Marketplace対応)。費用と応答品質を追う場合は、記録項目、保存先、サンプリング率、従来の提供元価格を先に照合したいところです。
【6】Vercel Sandbox — 同時利用枠とvCPU枠を拡大
VercelはProとEnterprise向けSandboxの既定枠を、同時利用2,000件から10,000件へ、vCPUの割当速度を最大毎分5,000まで引き上げました。vCPU枠は利用状況に応じて増える方式になり、既定の変更は対象チームへ適用されます(出典: Vercel Sandbox)。
多数の作業を並行して確認する場合は、同時数だけでなくvCPUの増え方と費用を小さな負荷から実測し、上限に達したときの待ち時間も記録すると安全です。
その他の巡回結果
GitHub Copilot、Cursor、Windsurf、Aider、Continue、Replit、Boltでは、8月5日の新規掲載を確認できませんでした。各製品の更新有無は、それぞれの公式確認先で分けて確認しています(出典: GitHub Copilot Changelog、Cursor Changelog、Windsurf / Devin Desktop Changelog、Aider Releases、Continue Releases、Replit Blog、Bolt Release Notes)。